蓮がノイローゼになったきっかけ その④
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その①
その②
その③
仕事上、車を運転することが多く、一人で外出する時が一番怖かった。
出発前は、何度行った場所でも行く前にマップでルートと車線変更のタイミングを確認し、車線変更するタイミングでは動悸がひどくなった。
駐車するときは、今まで出来ていたのに、ハンドルをどっちに切ればいいかわからなく、まっすぐ駐車できなくなっていた。
ただ、まっすぐ走るルートですら、アクセルとブレーキを間違えるんじゃないかという恐怖と、信号が赤になったとき白線で止まり切れないんじゃないかという思いだけが、頭の中を渦巻いていた。
あまりの恐怖に涙をこぼしながら運転したこともあった。
だから、人と乗るときは、極力運転をお願いしていた。
運よく、先輩方は運転が好きだったから、快く引き受けてくれたし
後輩たちも同様だった。
今は落ち着いてきているが、ほとんど一人では運転しないようにしている。